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数分後
「あー、もうラブラドールとかどうでもよくなってきたかも…」
「は!?」
突然何を言い出すかと思えば……!
「ズバリ言おう。萎えた。」
「は!?」
いやいやいや!行こうって言ったの藍音だよな!?
「いやね、このイベントに何の意味があるのかなーって考えてる内に頭の中がグチャグチャになってきてもう訳わからん。」
「は!?」
ちょ、アンコール頼んでいいっスか!?
「あ、あれだ。もし優勝できたら俺の妹にしてやる!」
「輝飾って家事できるの?」
「ん、まぁ人並みには。」
仮にも一人暮らしだしな。
「採用。これからよろしくねお兄ちゃん♪」
藍音が俺の腕にしがみついてきた。
「おっと。それは優勝してからだ。」
少し名残惜しいが俺は藍音の腕を振り払った。
「むぅ。――っと、着いたね。」
一昨日までは何処にでもあるごく一般の風情の無い公園としか思っていなかったが、昨日からは……
「やっほーラブラドール。77000が遊びに来たよー」
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