素直になりたい

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教室には 既に笹原がいた。 笹原「よぉ!!」 笹原に挨拶をされ 戸惑った。 ハッキリ言って 今は話したくなかった。 けど少しだけ うれしかった。 未来「おはよ」 ニコリと笑顔を見せた。 ちゃんと作れてるかなぁ?? 笹原「....」 私が考え込んでる間 笹原が私を見つめてたのは 知らない。 授業が始まり 珍しく私は真面目に ノートをとった。 笹原「珍しいじゃん」 隣から小さな声で 話しかけられた 未来「まぁね」 キーンコーン ガラガラッ 昨日みたいに 休み時間になった途端 教室のドアが開いた。 「和紀!!」 その声は七海チャン。 また、涙が溢れ出そうになった。 笹原「あぁ。何??」 そういって七海チャンに 近づいてく笹原。 嫌だ。行かないで。 何て言える訳がない。 愛美「...トイレ..行こっか??」 愛美が私の気持ちに 気付いてくれた。 私は早くこの場から 離れたく、誘いにのった。 愛美はニッコリ笑い 何も言わず側にいてくれた。 これが笹原だったらなぁー と、懲りずに笹原を好きな私。 休み時間が終わり 教室に戻ると、七海チャンが まだいた。 笹原と楽しそうに話している。
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