始まりの冬

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「ん?もう朝か……」、俺は石川和樹ただいま14歳、学校には行ってないいわゆる。 不登校と言う奴だ。 「じゃあ行って来るわ」、「何だもう行くのか清田?」「ああ鍵閉めてくれ」。 清田とは俺の兄貴で高二だ、親に良く言われるが俺達はとても仲が良い。 普通不登校は家族と仲が悪いと言われるけど、家は狭いし部屋が無いから仲が良いのかも知れない。 「行って来まーす」、「ん?今日はクリスマスか?」、どうやら今日は世間ではクリスマスらしい。 俺の日課はほとんど勉強だ、実は勉強し始めたのは最近だ、俺は夢も希望もなかった。 不登校してる時点で俺の人生終わったとも思った、俺の親父はあまり良い親じゃなかった。 母親は、夜働いて俺達の生活費を稼いでいる、だから俺の事まで手が回らなかったんだろう。 そんな時、清田が俺を怒ったんだ お前がそのままぐーたらしてたら俺もお母もお前を見捨てるぞ!と…。 あの時の事は、感謝してるあの時から俺には、目標が出来た、 俺は立派な社会人になると!!。
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