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杏はタバコを吸い終えると、再び冷蔵庫の扉を開けた。
そして、中から烏龍茶を取り出して飲み始める。
僕はあくびをしながら、枕もとのデジタル時計を確認した。
時計はちょうど二時を示している。
軽い睡魔が先程から僕を襲っていた。
「眠い?」
杏は僕があくびをするのを見て言った。
「少し」
僕は答えた。
「寝る?」
杏が言った。
僕は黙って首を横に振ってから、「もう少し、君の話が聞きたい」と答えた。
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