第ニ章

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第ニ章

電車がゆっくりと速度を落としながら、ホームに滑り込んできた。 目の前に停まった電車は、昨日までの電車とは雰囲気がまるで違っていた。 僕が昨日まで乗っていた電車には、もっと多くの乗客がいた。 多くのサラリーマンが乗っていて、多くの学生が乗っていた。 だけど、今僕の目の前にある電車の中には、殆ど乗客がいない。 席はいくつも空いていたし、乗客の殆どは俯いて眠っていた。
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