【本文】煮干し｜18ページ - 小説投稿エブリスタ

お兄ちゃんの… 声がする… 『おい！義人!!大丈夫か!?』はっと体を起こした。一呼吸おいて辺りを見渡すとそこは自分の部屋だった。 ………夢かぁ。今日出発なのに後味が悪い夢を見てしまった。僕らが疎開中にお母さんが死ぬ可能性があることに気付くと恐怖に心が犯されまだ深夜２時だというのに朝まで眠りに付けなかった。

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