24人が本棚に入れています
本棚に追加
/124ページ
そんな存在になるためにいろいろと努力してきた。
我慢してきた。
中学の時の私は本当に冴えない女だったから。
それもこれも寛秋に見られたいためだった。
「寛秋おはよう」
「お~おはよ」
―羽柴寛秋。
ちょっと近寄りがたい、見た目がクールな人だ。寛秋も中心的グループの中にいる人だけどチャラくなく、頭も良くて、優しい。
中学生時代、塾で知り合ってからずっと好き。皆で遊ぶ時もずっと寛秋の隣をキープしてきた。
そのおかげでもうすぐ付き合って1年たつ。
最初のコメントを投稿しよう!