ぷろろ~ぐ・

3/6
前へ
/27ページ
次へ
「はぁ~………」 「ゆ、許してくれるか……!?」 許す訳無いだろクズ。人様の人生奪って許してだァ? 人間、嘗めんなよダメ神!! 「俺さ、めんどくさいから普段は余り怒らねーんだよ。 怒鳴るのもバカ騒ぎすんのもめんどくさいからな? でも、流石に殺されたとなれば話は別だ……」 ガッ 「ぶふぅっ!?」 神が土下座していたので、頭を踏みつける。コイツみたいなのが神なら、信仰してる敬虔な信者が哀れでならない。 「なぁ、一度……死んでみるか?」 グリグリグリグリグリ 踏みつけた足でそのまま踏みにじる。コレでも気が晴れないのは何故だろう…… 「――!!――!??」 神が何か言ってるけど、地面に押し付けてるせいで何を言ってるかが解らない。 ぱたぱた、ぱたぱた 「……………鬱陶しい羽だな、毟るか?折るか?根元から引き抜くか?」 ぴたっ!! それまで、ぱたぱたと動いていた羽の動きが止まった。心なしか、微かに震えてる気がするがきっと気のせいだ。 気のせいついでに、先ほど神が座っていたソファの後ろで縮こまり、震えてる女性も気のせいだ。 「……厭きた。」 テーブルから、熱々の紅茶が入ったポットを取る。 そして、ドボドボと神の背に注ぐ。勿論、俺の足には掛からないように高さを調節してだ。 「――――――!!!!!!!」 声にならない叫びが、部屋に響いた。
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

595人が本棚に入れています
本棚に追加