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「左之さんに会うの楽しみですね。でも、その前にここに置いてもらわないと……」 空を見ながら、はぁ と溜息を吐く。 これからの土方との対面を思うと、覚悟を決めたとはいえ憂鬱になってしまう。 左之さんに無事会えると良いなぁ…… 「鈴音、入れ」 平助と他愛もない話をしていると、新八の声が聞こえたので振り向く。そこには襖から顔を出した新八がいた。 新八の顔を見ると、更に不安になってきた。きっと土方を説得しきれなかったのだろう。表情も声も硬かった。
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