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目の前の風景に愕然としてしまう。
確かに自分のマンションのエレベーターに乗ったはずなのに、着いた先は……
「……どこ?」
簡単に言えば、活気のある商店街。詳しくいえば、道は砂道で、建物は時代劇で見るような木造のもの。歩く人は皆着物を着ている。
「ハハ…幻覚……?」
一度目を瞑り、混乱した頭を左右にブンブンと振る。
「あり得ないよね……」
深呼吸をし、ゆっくりと目を開く。
自分のマンションの廊下である事を祈りながら……
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