オグルワート学園入学試験

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「いやいやそれどころかお世話になりっぱなしだったよ! それで龍牙さんは今」 「竜一、早くしないとメンバー集まらないよ?」 と竜一の声をさっきの控えめそうな女子が遮った。 それに反応して、竜一がそうだった! と声を張りあげる。 「とりあえず晴輝! 一緒に組もうぜ!」 「ああ。こっちも願ったり叶ったりだし」 「よし! やったな飛鳥!」 「うん。これで三人だね」 「いや四人だぜ。なぁ暁夜!」 「…………」 相変わらず反応がないけど、この場を動かないところ別にメンバーに加えてもいいだろ。 反論してねぇし。 文句は言わせん。 「あと四人か」 直後に、隣でスーッと大きく息を吸う音が聞こえた。 「誰かー! あと四人こーい!!」 うおおおおい! どんだけ度胸あんだおい! ほぼ全員がこっち向いてるぞ! 居心地わるっ! 「ご、ごめんね天雷君。竜一って昔からこうやることなすことはっちゃけてて」 「あ……えっと、村井……さんだっけ」 「うん、村井飛鳥。……あ、飛鳥でいいよ」 「ああ。んじゃ俺も晴輝でいい。 それで飛鳥、竜一とは知り合いなのか?」 「そうなの。親が仲良くってそれで小さいころからね」 うーむ……これは少し気になるぞ。 あれだ、兄貴やら親父の話では幼なじみが恋人に、とかあるらしいじゃん。 まぁ俺の場合はないけど。
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