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「じゃあ行こ、晴輝君」
そう言って、竜一プラスあの四人のところに向かう飛鳥。
「悪い、先行ってくれ」
俺はそう答えると、身を翻し、あいつのところに向かった。
ほっといたら来るとは思えないもんな。
「暁夜、八人集まったぜ」
「………………」
やっぱり無視。
そう来るのは織り込み済みだ!
「合格するためにはグループ組まなくちゃいけないんだからよ。
一人じゃ無視だぜ。
周りも出来上がりつつあるから、俺らと組むのが手っ取り早いと思うけどな」
どーだ!
これで暁夜も来ざるをえない!
「……今回だけだ」
「ああ!」
まったく世話がかかるな。
「晴輝早く!」
突然竜一がこっちに来いと、言うように手を動かしてきた。
「早く受付に登録しないと不利になるらしい!」
「何!?」
俺はここ落ちたら行くところがないんだ!
歩き走りどころか駆け足で向かう。
少なくなっているが、まだ沢山いる受験者が道を阻むが、年中野山駆け巡ってた俺をなめんなよ!
けど……暁夜早くしろぉーー!!!
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