オグルワート学園入学試験

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「でも何あの表情」 風見を中心とする会話を見つめる竜一の表情はなんだか、納得がいっていないというか顔をしかめていた。 「あー、竜一はあまり家柄のことで見られたくないの。昔から貴族のパーティーとかで焔 竜一じゃなくて、焔家の息子って見られ方だったから」 ……へぇ、大変なんだな色々。 「まあ、ぶっちゃけどうでもいいけどな」 貴族がどうとか、そんなんに耐性のない俺としては面倒なだけだしなぁ……。 ただそれだけなのだが、飛鳥は俺の言葉を好意的に受け止めたらしく、 「……うん、ありがとね」 と満面の笑顔をお見舞いしてきた。 やべぇ……すげぇかわいい。 「じゃあ、次は私」 と手を挙げたのは水色髪の女子。 あの……なんだっけ? 馬の尻尾みたいな髪型。 まぁいいや、二番目に照れながら小走りしてた子だ。 「如月 舞花(きさらぎまいか)。 属性は風と土で武器は弓だよ。援護は任せて」 うん、またかわいい人。 風見もそうだし、あともう一人の男もイケメンだし、何この学園。 モテるやつ集めてんの? 受かっても浮くじゃん俺。 で、次はそのイケメンが口を開いた。 「青柳 信(あおやなぎしん)。水と炎が使える。武器は……何でもだな」 目が細いな、人の半分くらいしか開いてないよ。 青柳なだけに青色な髪と目か? で、端正な顔立ち。モテるなこれ。 ……つか如月も青柳も二属性持ち!? 何この人達。 そしてこの学園。
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