ある日、突然に

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『ゆうから、連絡あってん。 じいから連絡あったって。』 『はあ? ゆうに? 何でゆうに? 普通は、あんたにやろ。 あんたに連絡が取れないなら、長女のみほやろ。』 『じい、私の携帯番号知らんと思うわ。 たぶん、ゆうの番号だけわかったんちゃうかなあ? とりあえず帰るわ。 のりこ、私なあ、この前オッサンからお金のことで連絡あったし、責めてん。私が、追い詰めたんかなあ?』 『違う!! あんたのせいじゃあない。 当たり前のこと言うただけやん。 誰でも、同じこと言うで。あのアホがおかしいねん!! わかった!? ちゃんと 帰れるか?』 『帰れるよ。 ゆうがなあ、泣いてて、心配やねん。 』
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