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「ギャーッ。」
俺は叫んで自分部屋に戻った。
しかし幽霊の為、俺の絶叫は誰にも聞こえない。
何だよアレ…
隣の部屋で見たのは…
「トメさんや」
「なんだい政吉さん」
「もう少し傍に来てくれんかのう」
「嫌ですよ。誰かに見られたらどうするんです。」
「誰も見とらせんよ、さぁ。」
「仕方のないお方ですねぇ。」
「ほら、」
「何です。アヒルみたいな口をして。」
「トメさんは鈍感じゃのう。こういうことじゃよ。」
ちゅっ。
おそらく80近い年寄りの
ラブシーン。
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