1日目・浮遊

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「ギャーッ。」 俺は叫んで自分部屋に戻った。 しかし幽霊の為、俺の絶叫は誰にも聞こえない。 何だよアレ… 隣の部屋で見たのは… 「トメさんや」 「なんだい政吉さん」 「もう少し傍に来てくれんかのう」 「嫌ですよ。誰かに見られたらどうするんです。」 「誰も見とらせんよ、さぁ。」 「仕方のないお方ですねぇ。」 「ほら、」 「何です。アヒルみたいな口をして。」 「トメさんは鈍感じゃのう。こういうことじゃよ。」 ちゅっ。 おそらく80近い年寄りの ラブシーン。
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