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キーンコーンカーンコーン…
一応真面目だから定刻には教室に入る。
突っ立ってるのもおかしいから自分の席に座る。
すると
「聞いた?平山、事故ったらしーよ!」
俺の後ろの席の柳沢が切り出す。
「マジで?大丈夫なの、ソレ。」
その横の大崎が驚く。
「それは…よくわかんねー…。」
しょんぼりする柳沢。
うん、うん。
普通こうなった時の反応ってこうだよな!
やっぱりクレイジーなのはウチの家なんだ。
「てかさぁ、水口遅くね?」
俺の隣の席のギャルギャルした女子が言う。
水口は担任。
言われて見れば、あと5分で授業の始まる時間。
職員室見に行ってやろーかな
と思ったら教室のドアが開いた。
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