1日目・浮遊

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「よっと。」 最初に来たのは井本と掛川雫。 1年で一番上手い井本。 「皆…まだ来てないみたいだね。」 井本の横に座る掛川雫。 「ああ…。」 静かな井本。 やっぱりショックだったんかな。 「平山くんいたら絶対にもう来てるよね。」 当たり前だ。 昼休みになってから5分。 5分以上の遅刻なんてあり得ない。 「その平山がな…」 項垂れる井本。 黙る掛川雫。 ウンウン、良い感じじゃーん。 程無くして他の1年も来た。
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