2日目・孤独

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「…朝から見苦しいもん見せて悪かったな。」 下手に弁解したらますます侮蔑されそうだから、謝っておく。 「はぁ?」 結局、侮蔑されてる俺。 「今、昼なんだけど。」 部屋にある時計を指差す。 長針と短針がぴったんこ。 ガーン… 「そーた。売店行こうよー。お腹空いた。」 早姫が言う。 言われてみれば。 「おう。」 賛同した。 売店。 お昼だけあってか、店員はおばちゃんだ。 「げっ。」 おばちゃんを見るなり早姫は言った。 「どした?」 あのおばちゃんが原因? 「…やだな。あのおばちゃん、見えるんだよね。あたし達が。」 幽霊が見えるってことか。 「最悪。パチれないじゃん…。」 やっぱり。 昨日から薄々感付いていたが コイツは幽霊なのを良いことに店の品物をかっぱらってたのか。 「はぁー。でも空腹には勝てないよね…。」 早姫は店の中に入った。
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