2日目・孤独

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「ま、何でも良いんだけど。お金払ってくれれば。」 意外とそこはさっぱりしてるみたいだ。 やはり女ってのは怖い。 「行こ。」 早姫に言われ、パンコーナーに向かった。 「以上で2000円になりまーす。」 「…チッ。」 精算。 早姫は渋々お金を出す。 俺も出す。 「早く行こ。」 「はいはい。」 どうやら早姫はあのおばちゃん(佐原さん)が苦手なようだ。 「あ、君。ちょっと来て。」 が 佐原さんに呼ばれる。 「何すか。」 先で待つのがいるんで手短にお願いします。 「…早姫ちゃんのこと、よろしくね。」 佐原さんは悲しげに笑った。 「これ、あげる。」 何かのカード。 「退屈は凌げるから。」 なんだろうか? 「そーた!」 とりあえず早姫が呼ぶから行った。 …悲しげな顔が引っ掛かった。 「あの人、何か言ってた?」 「これくれた。」 カードを見せる。 「ああ、テレビカードね。」 テレビカード?
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