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「おや、何と言うことでしょう？ あなたのお陰で私の自信というものは悉く崩れ去ってしまいました。これでは幕府を守る事が出来ません」
「人々の迷惑になる様な自信なんか、無くなってしまえば良いのです。あなたは、自分が生きている内はどうせ、戦なんか起こらないだろうと思って好き放題やっている様ですが、必ず天罰が下りますよ」
「風の様に現れて、私の心の内を見事に見透かしてしまう、お前は一体、誰？」
「私ですか？ 私は……」
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