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びよよーん、という効果音が付きそうなくらい緩いスピードで輪ゴムが飛んでくる。
「見切ったぁッ!!」
飛んでくる輪ゴムを手で掴んで止めようとする。
―――ぺしっ
「いて」
見切ったのはいいが手を出すのが遅く結局は顔に当たってしまう。
くそッ…
何故だぁ!?
確かに見切ったハズなのだ。しかも輪ゴムはあのくらいの速さしかなかったのに…
悔しがっている僕をバカにするかのように、目覚まし時計は発射台を左右に振り回し機械音をならした。
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