平和な日常もいいけれど

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恵助「……どうしてこうなった」  恵助の目の前には、2人の人物が立っていた。  真っ白な髭を蓄えた老人が苦笑いをする。 「そりゃあ、事故にあったからの。今のおぬしは植物状態じゃよ」 恵助「な……なんですと!? というか、あんたら誰だよ!」  もう一人、スタイルの良い女性が眼鏡を直しながら微笑んだ。 「私ですか? 私はシギ=コンダクト。この神様の補佐を勤めています。 敬語は不要ですから安心してください」 神様「え、シギちゃん、わしが先に言うべきじゃない? 敬語はかったるいからいいけど」 シギ「それで恵助さん、何故あなたがここにいるか分かりますか?」 恵助「いや、まったく見当もつかないけど……神様いじけてない?」 シギ「いえ、あれは儀式です」 恵助「地面にのの字……」 シギ「儀式です」 恵助「……さいですか」
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