4182人が本棚に入れています
本棚に追加
/376ページ
恵助「……どうしてこうなった」
恵助の目の前には、2人の人物が立っていた。
真っ白な髭を蓄えた老人が苦笑いをする。
「そりゃあ、事故にあったからの。今のおぬしは植物状態じゃよ」
恵助「な……なんですと!? というか、あんたら誰だよ!」
もう一人、スタイルの良い女性が眼鏡を直しながら微笑んだ。
「私ですか? 私はシギ=コンダクト。この神様の補佐を勤めています。 敬語は不要ですから安心してください」
神様「え、シギちゃん、わしが先に言うべきじゃない? 敬語はかったるいからいいけど」
シギ「それで恵助さん、何故あなたがここにいるか分かりますか?」
恵助「いや、まったく見当もつかないけど……神様いじけてない?」
シギ「いえ、あれは儀式です」
恵助「地面にのの字……」
シギ「儀式です」
恵助「……さいですか」
最初のコメントを投稿しよう!