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「ん、誰かドアの外にいるのかな?」
中島は、ホッと胸をなで下ろすと元気良く返答した。
「土門艦長、中島、お呼びだてに参りました!」
「中島少佐か、入りたまえ。」
「はい、失礼します!中島、入ります!」
中島は、そう言いながらドアを勢い良く開けると、部屋の奥で書斎机越しに座っていた土門艦長は目を丸くして驚いた。
「なんだ君は!?ノックもしないで失礼な!いったい何の用だ。」
中島は、その場で思わず卒倒しそうになったが、最後の気力を振り絞り、土門艦長の天然ボケに耐えた。
「は…はい、大変失礼しました。それでお呼びだては、どう言ったご要件でしょうか?」
すると土門艦長は不思議そうな表情で中島に問い返した。
「私が、中島少佐を呼んだって?」
しばらく土門艦長は、ポーっと天井を見上げていると、突然何かを思い出した。
「あッ、そうだ、中島少佐、君を呼んだのはな他でもない…その他でもないければ…あれッ、なんだったっけか?」
中島は、思った。
本当に頭の中に弾丸が残っているのか!?
そして遂に力尽きた中島は、その場に卒倒してしまった。
すると不思議そうな表情の土門艦長は、ゆっくりと椅子から立ち上がると、力尽きて卒倒した中島の右横にしやがみこみ、右胸のポケットから、おもむろに万年筆を取り出すと先端で中島の股間をツンツンツン、クリクリクリと悪戯し始めた。
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