うぉーにんぐ

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 「おい、中島少佐、こんなところで寝ると風邪を引いてしまうぞ。」  土門艦長の呼びかけと、股間に伝わる妙な快感に、中島はハッと目覚めると、すぐに直立して土門艦長に敬礼したが、股間が、こんもりとテントを張る程にアレも直立敬礼していた。  「は、はい、大変失礼いたしました。」  「どうでも良いが、艦長室でアレを勃起させたのは、中島少佐が初めてだな。フフフフ…」  土門艦長は、不敵にニヤニヤしつつ、更に軽視した目で中島を見た。  中島は、その視線と自分の置かれた状況に耐え切れずに再び卒倒して医務室に運ばれた。  こうして中島がベッドの上で意識を失っているうちに、土門は、艦内放送を使い、中島が艦長室でエロビデオを見て興奮し、アレを立てながら卒倒したと発表した。  当然、中島は、あおしお艦内中の笑い者になっていた。  さらに、この話は、お喋りで妄想好きな早川兵士長により、ネームプレートに小便を引っかけようとした呪いとして、あおしおに語り継がれる事になったと言う…
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