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「百合…俺な…百合と出会えて、良かった…。」
「うん…。」
「毎日が…、楽し…くて、しょうが…なかった…。」
「うん…。」
ボロボロと泣き出す百合。
「今…、一生分の、幸せを感じてる…。」
「うぅ…、うん。ぐすっ…」
「でも、もう…俺…ダメなんだ…。百合と、ずっと一緒に居ること…出来ないんだ…。」
「……っ！！…うん…。」
「百合は…、天使の涙って、知ってるか…？」
「…知らない……。」
「あのな、天使の涙は……―――」
そうして私に天使の涙の話をしてくれたんだ。
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