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うんっ、うんっ、って頷く事しか出来なかった…。
大切な人の死に直面していたから…。
大好きだよ。悠…私を大切にしてくれてありがとう…。
「俺は…。お前の幸せと…両親の幸せを願…う…よ……。」
ピィーーーーーーーーー
天使の涙の話を話し終えると、静かに眼を閉じたんだ。
まるで、この話を話し終えると死ぬと分かってたかの様に穏やかに…、そして、安らかに…。
呼吸器の止まる音がするのを聞き、悠の両親が泣きながら入ってきた。
医者も、残念そうな顔をしてた…。
気が付けば、私も涙していた。
悲しいけど、決して悲しい涙何かじゃない、悠にありがとう…って、感謝の涙なんだ。
悠…本当に、ありがとう。
貴方が、私に人を愛すると言う幸せをくれたから…。
だからね、悠、ありがとう……。
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