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私の部屋に母が深刻な様子で入って来た。
「どうしたの?お母さん?」
「ボールを…取ろうとして道路に女の子が…そこに車が来て…轢かれそうになって、それで…悠くんが…。」
「嘘…でしょ?ねぇ、お母さん!!嘘言わないでよ!!…嘘って…言って…。」
絶望の中 彼女は思う。
悠は、99%助からない。でも、その1%でも良い、その可能性を信じると。
ねぇ、神様…、どうか悠を…悠を、助けて下さい。
病院に向かう途中で必死で願った。
どうか、悠を…。
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