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「きっとここに違いない!」
こんもり草や苔に覆われた石積の小山を
彼らは掘り始めた。
「お宝♪お宝~♪」
彼らは、金銀財宝を夢見ていた……。
ガツン!
シャベルに何かが当たった……。
出たか?
お宝♪
皆、色めきたった!
すると、大きな素焼きの甕(かめ)が見えてきた……。
皆、必死に掘り出すと……。
「違う!
甕棺墓(かめかんぼ)だ!」
「墓?
甕棺墓って、
縄文とか弥生とか、
古墳時代なんかのか?
戦国時代じゃあねぇ~ぞ!」
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