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「ほう。東方の名だな
確か和国という島国だったか?」
あ、やっぱそう言う設定何ですね。
分かります。
「おう、そうだ。忘れておった」
ガウスさんはそう一言言うと奥に引っ込み、またすぐに出てきた。
但し、右手に何か携えてだが。
「これは義助のだろ?」
そう言って差し出されたのは、神様があの時出した世界地図。ご丁寧にも右端に『タウンマップ・全国版 作:神』と書かれている。
「はい。俺のです」
「うむ。義助の近くに落ちていたというのでな」
「あのガウスさん」
「何だ?」
「俺を見つけてくれたって人は?」
「ああ。フレイズ家の娘だな。
今は泥田で泥染めの作業をしているはずだ」
「あの、1度会ってお礼をしたいんですが」
「ふむ。ならばわれについて来るといい。
案内しよう。立てるか?」
「はい。大丈夫です」
「うむ」
ガウスさんは1つ頷くと立ち上がり、奥の襖へと向かう。
俺は慌ててガウスさんについていった。
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