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俺こと紫藤進(16)は日本の某県に住むいたって普通の高校1年生だ。 俺の通う高校はそこそこ名の知れた名門校で、俺自信も自慢ではないが学はある。 そんな俺が政府の「留学生募集!」という告知に乗ったのはよくわからない。 いや、本当はわかっているがここで言うのは止めておこう。 そんな訳で今現在俺は空港に居る。 だだっ広い空港には政府の人間と俺達留学生しかいない。 俺も含め留学生は全員で200名程、基本は1県3名で後は希望者という具合だ。 国交が結ばれたと言っても民間人が旅行出来るまでは進んでいない。 そのためにだだっ広い出国ロビーもこの一角を除きガラガラだ。 俺の格好は高校の制服にでかいボストンバッグとキャリーバックという出で立ちだ。 他にも荷物があるがそれらは政府が用意した物なのでここにはない。 持っていける物は結構自由なのでPSPやiPod、ノートパソコンなどがバックに入っている。 現に隣では既にPSPの大会が始まっている位だ。 ボーっとしていると出発ですと言われたのでゾロゾロとゲートへ向かう。 俺達が乗るのはB747政府専用機だ 「まさかこんなのに乗るとはね....」 政府専用機の後ろには自衛隊のC-2輸送機がF-15戦闘機が待機している。 乗り込んだ俺はさっそく席に座り、離陸をまった。 「隣ね。私は近藤遥、高校1年よよろしくね」 隣の座席に座る女子から声をかけられた。髪は黒で長い。顔立ちもキリッとしていてとても可愛い女子だった。 「どうも。同じ1年の紫藤進です。よろしく」 自己紹介をすると遥は自分のことを色々話し始めたのだった。どうやら退屈しないですみそうだ。
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