3.葛藤の日々

2/3
前へ
/13ページ
次へ
その日は、両親たちのお茶会みたいな感じで、終わった。 ブーブーッ。 柚希の携帯が鳴っている。 メールだ。 「柚ちゃんへ。 今夜会えないかな? 結婚のことで大切な話があるんだ。 仕事終わったら、電話ください。」 「はぁ〓。」 口からなんとなくため息が出た。 それから、わたしはいつも通りに仕事をこなした。 あんまり待たせるといけないので、7時くらいに電話した。 「もしもし。柚です。 今仕事終わったんですけど…」 「分かった。今から行くから待ってて。多分15分くらいかな。」 「分かりました…ロビーで待ってます。」 ツーツーツーッ ピッ。 柚希はお気に入りのスマートフォンをカバンにしまった。
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加