3.葛藤の日々

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それから15分ほど、私は会社のロビーで待っていた。 真人の車だ。 私は、それに気がつくと急いで、駆けつけた。 スー。 車の窓が開かれた。 「乗って!」 真人について言われるままに私は車に乗った。 「どこ行こうか?」 真人が聞いてきた。 「私達が婚約してることはまだ公になってないんだし、個室があるところがいいな…」 私の我が儘だ。 「そっか。じゃっ、銀座のcanaryへ行こうか?」 私にはそんなにアイディアが無かったので、軽くうなづいた。
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