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｢ない。だけど、キスもエッチもどっちもタイミングってあるから。なんとなくキスしちゃったり｣
｢タイミング？｣
｢アユもタイミングが合えば、言えるかもよ？｣
｢言えるって････なにを？｣
｢小野君に、キスしたいって｣
｢い、い、言えるわけないよ!!｣
小野君の唇と自分の唇が重なり合うって想像しただけでも、倒れちゃいそうなんだから。
ましてや、自分か、｢キスしたい｣ なんて、言える自信がない。
だけど、小野君と････キスしたい気もする。
｢もし何かあったら、相談にのるから｣
｢うん、ありがとう｣
タイミングよくチャイムが鳴り、舞子との話が打ち切られた。
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