嵐のような告白

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嬉しくて、顔がニヤけちゃう!! 「とにかく頑張れよ」 彰人君はそう言うと、あたしの頭をポンッと叩き、教室に戻って行った。 「小野君が・・・・・あたしを好き?好きすぎて・・・・・どう接していいかわからない?」 ムフフ・・・・。 どうしよう・・・顔がゆるんじゃう。 体中で喜びを表現したいけど、ここは学校の廊下で。 もしここで騒いだら、周りの人から変な目で見られちゃう。 そうじゃなくても転校してきたばかりで、人の注目を嫌でも集めちゃうし。 あたしは缶コーヒーをギュッと胸に抱きしめると、ニヤニヤしながら教室に向かった。 「小野君!買ってきたよ!!」 教室に入り、小野君に缶コーヒーを手渡す。 でも、気分のいいあたしとは対称的に小野君の機嫌は恐ろしく悪い。
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