嵐のような告白

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嫌な想像をふくらませながら裏庭に向かうと、大きな後ろ姿が目に飛び込んできた。 「あの・・・・小野君、あたしに何か用かな?」 小野君の真っ正面に立って、手に汗を握りながら首を傾げる。 すると、小野君はわたしの目を真っすぐ見つめてこう言った。 「お前、俺と付き合え」 それは、あまりに意外な一言で。 まさか、小野君があたしと? 「え・・・・?」 「決まりだな」 唖然としているあたしに、小野君はニッと口角を上に持ち上げる。 小野君の顔をこんなに間近で見たのは初めてで。 ムスッとした表情をしていることの多い小野君が見せた、わずかな笑み。 あたしは小野君の微笑みに、ハートを撃ち抜かれてしまった。
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