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「・・・・そういう時だけ彼氏面するんだ?」
「は?なに?もう一回言えよ」
「迎えには来ないくせに、頭触っただけで怒るんだ?」
「・・・・テメェ・・・・・ーーー」
小野君と直人君はあたしをはさんで、睨み合う。
二人の間に漂う、嫌な空気。
それに気づいたあたしは、
「直人君、また明日ね!今日はどうもありがとう!!」
直人君に至近距離でヒラヒラと手を振った。
「うん、バイバイ」
直人君はキョトンとした表情を浮かべながらも、手を振り返して歩きだす。
ハァ・・・・・よかったぁ。
小野君と直人君がケンカになったらどうしようって、焦っちゃった。
「小野君、今日は迎えに来てくれてありがと・・・・って、えぇ?!」
「俺は帰るって言ったはずだ」
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