王様彼氏とペットな彼女!？

隣にはキミがいる

｢小野君に送ってもらいたいなぁ････｣

｢ハァ？俺は帰る｣

もう!

強情なんだから!!

帰ると言ってきかない小野君に、あたしは強行手段に出た。

｢小野君････実は、あたしトイレに行きたいの｣

｢････ハァ？｣

｢ずっと我慢してたけど、もう限界だよ。どうしよう･････漏れちゃうかも!｣

｢お前なぁ、ガキじゃねぇんだから我慢しろよ｣

｢無理だよぉ。ここからうちまで少し距離があるし･････!!｣

｢ったく。お前ってなんでそんなにバカなの？｣

小野君はあきれたようにそう呟くと、あたしにヘルメットを手渡した。