隣にはキミがいる

35/37
前へ
/213ページ
次へ
白い煙がフワフワと風に流れる。 「で、あいつに送ってもらってたわけ?」 「うん。小野君が・・・・・直人君に送ってもらえって言ってたから・・・・」 「俺の言うこと、お前はなんでも聞くわけ?」 「え・・・・?」 小野君の眉間のシワがさっきより深くなった気がする。 「俺、お前が思ってるほど、なにも感じてないわけじゃないから」 「え・・・・それって・・・」 それって、小野君もあたしが男の子と一緒にいると、嫌な気持ちになるってこと? でも遠回しな言い方すぎてわかんない。 「ねぇ、小野君!!それってもしかして・・・・・・・」
/213ページ

最初のコメントを投稿しよう!

141人が本棚に入れています
本棚に追加