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優「あのさ、莉菜」
莉「どうしたの?」
優「背縮んだよな」
莉「うるさい、そんな事言う奴には蹴るよ?」
ゴフッ
優「おい…最後疑問系にしといて結局蹴ってんじゃねぇかよ」
莉「そんな事言う人が悪い」
優「聡丈~どう考えてもおかしいよな?」
聡「いや、優が悪い」
莉「ほら、聡丈もこう言ってるんだから土下座しなさい」
優「しねぇよ、それするくらいなら蹴られる方がマシだ」
莉「じゃあたくさん蹴ってあげるね」
優「い、いやじょ、冗談だから、落ち着いて」
莉「落ち着いてるよ~けど蹴りたくてうずうずしてるんだ」
こういう時は…
優「あっ、学校に忘れ物あるから先に行ってるわ、じゃ」
聡、莉「いってらっしゃい……」
莉「って始業式に学校に忘れ物なんかあるわけないじゃん。逃がさないよ」
聡「ふぅ、世話が焼けるな」
ダッダッダッダッ
優「それは聞き捨てならないな、聡丈」
聡「聞こえてたんかい」
優「俺の耳をなめんなよ」
聡「舐めないって」
優、莉「…フッハッハッ」
聡「何がおかしいんだよ?」
莉「なんでもないよ、ねぇ優?」
優「あぁ、なんでもない」
聡「こっちは気になって仕方がないんだけど」
そんなこんなでいつの間にか学校に着いていた。
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