プロローグ

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とりあえず学校の掲示板を見に行った俺達は… 「やっぱりか」「みたいだな」「神様のいたずらだよきっと」 当然のごとく同じ2年5組になった。 これで同じクラスになるのは8年連続というわけだ。 先生が裏工作とかなんかしてるかもしれないと考えてもいいくらいだよな。 優「とりあえず、同じクラスってことでまたよろしくな」 聡「よろしく」 莉「よろしくね」 ―――――――― 場所は変わって、今は2年5組の教室に入ってくつろいでる。 席は名前順ではない。実は学校のパソコンが勝手に選んでいるらしい。 そのおかげがあったのかどうかしれないが、教室の左端に俺達はちょうどかたまっていた。 左から順に莉菜、俺、聡丈だ。 優「良かった、これで寝れる」 莉「寝ちゃだめでしょ」 優「別にいいんだよ、お前と違って頭良いからな」 莉「なにを言うかといえば…なんなら、勝負する?」 優「いいぜ、明けテストの合計点数で勝負な」 莉「わかった。目にものを言わせてあげる」 優「せいぜい頑張って、じゃおやすみ」 聡「おやすみ」 莉「おやすみ…ってだから寝ちゃだめだって」 何故俺が余裕かというと、これでも1年の時は学年トップの成績だったからだ。 この事は聡丈は知ってるが莉菜は知らない。ずっと隠してきたからな。 それに莉菜はどちらかというと頭の悪い人の部類なのだ。 今からでも莉菜の悔しい顔を見たいが楽しみはとっておかなくてはな。
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