201人が本棚に入れています
本棚に追加
/87ページ
契約(キス)がすむと、男はシャロンから距離をとり、すごい剣幕で文句を言いはじめた。
「いきなり何しやがる!ガキの癖にませたことしやがって!ん?何で俺は知りもしない言葉が話せるんだ?それに頭の中に流れ込んで来るこの情報は、この世界の常識か?」
「あなたの名前を教えて」
男がそうぶつぶつ言ってると、シャロンが男に名前を尋ねた。
「ん?ああ、俺の名前は七五三掛諒(しめかけりょう)という。おまえにいろいろ聞きたいことがある。ここはどこだ?おまえは誰だ?何故俺はここにいる?さっきは何であんなことをした?」
「ここは、王立グリズリア魔法学園、私は、シャロン・イフリート、あなたは私が召喚した使い魔、さっきのは契約。」
諒の問い掛けに、シャロンは一つずつ応じていく。
「にしても、周りのガキ共はさっきからうるさいな。殺していいか?」
ここで周りからの嘲笑に嫌気がさしたのか、いきなり諒がそういった。
最初のコメントを投稿しよう!