85人が本棚に入れています
本棚に追加
ばっ…!!
聴こえてくる声の主が知りたくて深い眠りの底から意識を戻し、身体を起こした。
「うっ」
左にある窓から夕日が差し込んで目にしみる。
「……おはよ」
「うおっ!?」
後ろから女の子の声が聞こえて驚いた。
確かコイツは今日転校してきた床井だ…。
教室には俺と床井しか居ない事に俺は今気づいた。
「お、おはよう。他のクラスメートは?」
「…とうの昔に……帰ったよ」
昔、ってそんな長い時間俺は寝てないと思うのだが…。
って待てよ。
という事はさっきの歌声の主は…!!
『チョンチョン…』
「ん?」
床井が俺の方を突いてきた。
最初のコメントを投稿しよう!