バンド

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「…それ、ぎたー?」 すると突いた指をそのまま窓際の壁に立て掛けていた物に移った。 「え?」 いきなり過ぎて頭の回転が追いつかずに間抜けな声が出てしまった。 「…歌いたいから、……弾いてくれる…?」 「あ、あぁ」 言われる通り、弾く為ギターを弾く為ケースから取り出す。 どうしてこうなったんだ…!? そう思いながらもチューニングを済ませる。 「何歌いたいんだ?」 「……YUI」 YUIだけじゃわからん。 「曲名言ってくれなきゃわからん」 「…アーティストだけじゃ………わからない?」 そりゃわかりませんよ。
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