プロローグ

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入ってきた転校生は女の子で、髪は肩ぐらいある長さの栗色、背はちょっと低めで「可愛い」って言葉がピッタリの美少女だった…。 でも普通転校生とかって、教室の前の方から入ってきて、自己紹介するんじゃないのか!? そう自分の中でツッコミを入れてしまった俺が居たのは内緒だ。 「床井、何故後ろから入ったんだ!?」 さすがの先生も予想外の出来事にちょっと驚いている。 「…気分的に、後ろからが……良いかと」 そう言って転校生の女の子は俺の後ろの空いてる席に着席した。 先生、どうやら気分らしいですよ……って、俺の後ろの席!? 「あっ、勝手に座られた…。代わりに紹介しよう。」 先生半分諦めモードだ。 「か、彼女は床井 舞(とこい まい)。お、お、親の事情でここに来た。まぁ、質問は休み時間にでも本人に聞きなさい」
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