異世界マディへ

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「まず力なんだけど、属性が増えると考えてくれればいいかな? それで天使の力なんだけど、属性の『光』から派生する属性なんだけど。名前を『聖』って言うんだ。簡単に言うと光属性を更に強化したものと捉えていいよ。 あと翼は消えろと念じれば消えるし、出したい時は出ろと念じるか、翼を頭で想像すれば出てくるよ。」 言われた通り『消える』と念じると、翼は光の粒子になって消えてしまった。 「ちゃんと出来たみたいだね。 それじゃあ吸血鬼の力だけど、血と影を自由に操れるらしいよ?固有属性だから僕はよく知らないからルノアに聞いてね?」 そう言ってシンは眼鏡を外し、ルノアに視線を向けた。 「ん?知識か?力の使い方は頭に知識を入れといたからの。あっちについてからゆっくりみるといい。 血を操ると細胞まで少しイジレるからの。自分でもいろいろ試すといいじゃろ。 あとは回復力が異常なぐらいかの?大抵の傷は大怪我でもすぐ治るかの。即死レベルじゃと意志とは関係なしに再生レベルで回復するから自殺はできん。」 それって死なないんじゃ・・・? 「ほとんど死なないんじゃない?」 マジすか?それってチートじゃない? 「真祖が直々に血を流したんだよ?普通の吸血鬼よりもスペック高いに決まってるでしょ。」 何を今更、みたい顔で言ってるけど、俺は普通の吸血鬼がどんなもんか知らないから! 「普通の吸血鬼は血を少し操れる程度かな?」 因みに俺は? 「凄く操れるかな。」
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