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目を開けると真っ白な空間。
「テンプレだな~。転生とかってオチだろ?」
そこで体に違和感を覚える。
「肉体がある?なんで?」
前の体は既に灰になってる筈何だけどな。何でだろう・・・・・・って考えて分かる訳ないか。ヒントが無さ過ぎる。
「あの~。そろそろいいかな?」
頭の中でいろいろ考えていると、不意に後ろから声をかけられた。
振り向くと金髪で碧眼の天使の羽を生やしたイケメンな変態が―――
「変態は酷くない!?一応絶対神なんだけど!」
「イケメンなんて死ねばいいのに」ボソッ
「はぁ。それより話を始めていいかな?」
特に問題もないため、素直に頷き肯定の意を示す。
「それで君はどこまで現状を理解してる?」
どこっていきなりここにいて、いつの間にか肉体があるとこまでしか分からないけど、てか絶対神ってなんだ?
「そこまで分かってれば十分かな?
因みに絶対神っていうのは、世界を創り出した神のことだよ。」
「心読めるのかよ。反則くさいな。」
「一応絶対神だからね。それくらい簡単だよ♪
因みに名前はシン。呼び捨てで構わないよ。」
「分かった。俺の名前は別にいいでしょ?」
「小野宮蓮くんでしょ?それじゃあここに呼んだ理由を説明しようか。」
そう言ってからシンが指を鳴らすと、いきなり椅子とテーブルが現れた。
どちらも白を基調としたアンティークで、普通に買ったらそれなりに値が張りそうだ。
「ん?座らないのかい?」
「え?あぁ」
いきなりのことで呆然としていたらしく、シンに言われて慌てて椅子に座った。
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