異世界マディへ

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「光よ 敵を祓い 敵を射る矢となれ『ライトアロー』×4」 光で出来た矢が4匹の狼に向かって飛んでいく。 因みにこれは初級魔法なんだけど、結構な量を込めたから矢の速度が凄く速い。 だって40メートルの距離を一瞬で詰めたよ? あれは狼達が可哀想だね。魔法使ったの俺だけど・・・。 まぁ結果から言うと、狼は脳天に矢が刺さって死亡かな。 そういや、魔法の階級の説明がまだだったかな? 女の子二人が何故か呆然としてて、物凄く暇だから今説明するわ。 魔法の階級は、 初級、中級、上位、最上級、究極がある。 これとは別に古代魔法もあるけど、発見されてるのは少ないんだと。 まぁこんなもんか?短いな暇つぶしにもならない。 二人の容姿も暇つぶしに説明するか。 初めに俺に「危ない」と言った少女は、綺麗な栗毛。スタイルは普通にいい。 もう一人の少女は、金髪にツインテール。スタイルは・・・胸が残念だな。 おそらくキャラはツンデレだろうな。 さて、コイツ等どうしようかな? このまま放置も面白そうだな・・・。 そうと決まれば――― 「待ってください!」 チッ、気づかれたか。 「何か?」 あまり関わりたくないので、出来るだけ冷たい態度をとるように気をつける。 「助けて頂きありがとうございます。」 「別に感謝する必要あるの?助けを求めた覚えはないんだけど。」 流石は金髪ツインテ。話が分かるじゃないか! 「ちょっとリリーっ!助けて貰ったのにお礼ぐらいいいなよ!?」 「だから助けてなんて言ってないじゃん。」 金髪ツインテはリリーっていうらしい。 「その子の言うとおりだ。俺はたださっきの魔物を狩りたくて狩っただけだ。別に君たちを助けた覚えはない。 ただ君達が勝手に危ない目に遭い、勝手に助かっただけだ。」
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