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<なんか本人が、「あまりに人間離れした能力はいらない」って言っててね?
本当はもっとあげれたんだけどね。
それで今の彼の状況だけど、なんかギルド最強になってるみたいだよ?二つ名は『白騎士』だってさ。>
やっぱりか・・・。
関わらないほうが良さそうだな。
因みにソイツはイケメンなの?
<え?普通にイケメンだったよ?>
イケメンか・・・。
やっぱり潰そうかな?
<やめてね!?スペック的には蓮君の方が上だから洒落になんないから!
というか、蓮君も十分にイケメンの部類だよね?>
俺がイケメン?
言われたの初めてだよ。
お世辞を言うならもっとマシなお世辞なかったの?
<自覚なしか・・・。まぁ髪で顔がちゃんと見えないしね。>
何ブツブツ言ってんの?
<いや、なんでもないよ。
それよりもう聞きたいことない?>
特にはないかな?
<それじゃあ一つお願いしていいかな?>
お願い?
まぁできる範囲であればいいよ。
内容にはよるけど。
<吸血鬼の血を操る力で完全記憶能力つけてみてよ!>
完全記憶能力ってインデックスかよ。
<いや~。最近さ、禁書にハマっちゃってさ。リアルでインデックスを再現したくてね。>
というかそれは実現可能なのか?
<ルノアに聞いたら出来るってさ。>
あ、出来るんだ・・・。
まぁ今から図書館行くし丁度いいのか?
<それじゃあよろしくね?見てるからね~。>
そこでシンとの会話は終わった。
「やっぱり俺の行動を見てるのか・・・。
俺にプライバシーはないのか?」
そんなこんなでいつの間にか、図書館の目の前についていた。
どうやら結構な時間をシンと会話していたらしい。
「にしてもデカいな。東京ドームなんこ分の大きさだ?」
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