大都市アールズ

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「・・・・・・・・・・・・ふぅ。」 4時間ほどでオススメされた本を全て読み終え、まだ読み足りなかったので魔法陣や錬金術の本も一通り読み尽くした。 錬金術とは、簡単にいうと物質の形状を変えたりするだけで、壊れたものを直す程度にしか使われていないらしい。 原子や分子が発見されていないので、あまり発達していない分野のようだ。 女の子はというと、テーブルに突っ伏して爆睡している。 2時間経った頃にはすでに寝ていた。 「そういや宿泊施設があったな。」 なんとこの図書館。ネカフェのような空間が存在していた。 とても質素な作りだがベッドもある。食事ないが、天使はあまり食事をしなくても大丈夫な体らしく、3日は食事をとらなくて平気なようだ。 まぁ空気中の魔力を吸収すれば、一応栄養はとれるし、実質なにも食べなくても平気だ。 「この子は放置してていいのかな?」 まぁ鬼族は力が強いし大丈夫だろ。 というか鬼族は関わらないほうがいいだろうし。 眠いしさっさと寝よっと。 そのまま鬼族の子を放置し、俺は受付に部屋の利用許可を貰った。 部屋は二階にあり、一部屋4畳ぐらいの広さ。 そこら辺の宿屋よりいいかもしれない。 明日、明後日は図書館に籠もって本を読むとして、それからはギルドかな? なんか受付のお姉さんに警戒されてるみたいだし、気をつけておくかな。 だんだん瞼が重くなってきたので、それに逆らわずに瞼を閉じた。 疲れていたのか、すぐに眠りにつけた。 こうして蓮の内容の濃い異世界1日目は終わった。
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