ギルド

3/13

8763人が本棚に入れています
本棚に追加
/279ページ
「受付達にはこいつが来たら念話で報告させるよう指示はしてある。」 流石はミリさん。対処が適切だ。 にしても16歳か・・・。同じ年なら学園に通ったりするのかな? 一応あとで調べておこう。 「どうする?お前個人でも調べるのか? 同じ転生者だった場合は仲良くできるかもな?」 「仲良くですか。まぁ転生者の場合は神様のミスで死んだんでしょうから、共感できるところはあるかもしれませんね。」 「かもな。まぁギルドに来たら連絡は――――どうやら今来たみたいだな。運がいいな。」 「本当ですか?」 まさか今来るとは予想してなかった。 でも今は用事もないから丁度いいかもしれない。 「ユウジ!急いでいくぞ。」 「はい!」 階段を下りて下の酒場に出た。 今カウンターにいる黒いコートを着た、黒髪の人がそうだろうか? 「あの黒髪だ。今念話で確認した。」 隣でミリさんが小声で僕に伝える。 どうやらあの黒髪の人で間違いないようだ。 「そういえばランクは何ですか?」 「まだEランクらしい。」 Eランクか・・・。 因みにランクは下から順に、 E、D、C、B、B+、A、A+、S、2S、3S、そして僕のZランクがある。 魔物も強さの基準として同じように、ランクがそれぞれつけられている。
/279ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8763人が本棚に入れています
本棚に追加