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「受付達にはこいつが来たら念話で報告させるよう指示はしてある。」
流石はミリさん。対処が適切だ。
にしても16歳か・・・。同じ年なら学園に通ったりするのかな?
一応あとで調べておこう。
「どうする?お前個人でも調べるのか?
同じ転生者だった場合は仲良くできるかもな?」
「仲良くですか。まぁ転生者の場合は神様のミスで死んだんでしょうから、共感できるところはあるかもしれませんね。」
「かもな。まぁギルドに来たら連絡は――――どうやら今来たみたいだな。運がいいな。」
「本当ですか?」
まさか今来るとは予想してなかった。
でも今は用事もないから丁度いいかもしれない。
「ユウジ!急いでいくぞ。」
「はい!」
階段を下りて下の酒場に出た。
今カウンターにいる黒いコートを着た、黒髪の人がそうだろうか?
「あの黒髪だ。今念話で確認した。」
隣でミリさんが小声で僕に伝える。
どうやらあの黒髪の人で間違いないようだ。
「そういえばランクは何ですか?」
「まだEランクらしい。」
Eランクか・・・。
因みにランクは下から順に、
E、D、C、B、B+、A、A+、S、2S、3S、そして僕のZランクがある。
魔物も強さの基準として同じように、ランクがそれぞれつけられている。
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